迷子になっていたころ太君、無事に保護されて本当によかったです。

迷子のきっかけは、電気自動車の充電器の蓋が閉まる音に驚いて、ころ太君が体を横にねじったため、ハーネスと首輪が外れて逸走したと聞き、ドキリとしました。
 
充電器の蓋が閉まる音? え? その程度の音で? と思われる方もいらしゃるかと思います。
が、それほど怖がりな犬ではなくても、その時の精神状態によっては、ちょっとした物音で驚くことがあります。 我々が知らないだけで、犬が苦手な波長もあると思いますし、特に怖がりなコの場合は、ちょっとしたきっかけで飛びのいたり、パニックになったりします。

実は・・・お恥ずかしながら、少し前にきなこがポストの扉を閉める音に驚き飛びのいて、りらに体当たり、よろめいたりらが私の足にぶつかり、私が転びそうになりました。 「転んでも離すものか!」と、咄嗟にリードを握りしめました。 幸い走り去ろうとしたわけではありまんでしたので、リードが張り詰めることはなく、ハーネスと首輪が抜けることもなく、私も転ばずにすみましたが、危機一髪でした。 

我が家では、比較的抜けにくいと言われているモンベルのウエブマスターハーネスを使用していますが、力の入れ具合や、飛びのいた角度によっては、絶対に抜けない保証は無いと意識して、パニックになるような場は作らないように気を付けてきたつもりでした。 また、きなこは外が苦手なのもわかっていましたので、家の中に入るまでは特に気を付けていたつもりでした。 いつもはポストの確認や、玄関先のゴミを拾う等のちょっとした事も、必ず犬を家の中に入れてからしていました。 が、その日は魔が差したというのでしょうか、なんとなくポストの中身を確認してしまったのです。

今回、「預かり担当のくせに」と思われることを承知で失敗談を書かせていただいたのは、気をつけているつもりでも、ふと魔が差す瞬間があるということ、犬が充電器やポストが閉まるちょっとした生活音にさえも、敏感に反応することがある、ということを皆様に知っていただきたかったからです。

二度手間、三度手間かもしれませんが、家を出てから室内に入るまでは気を抜かない、たとえポストチェックのようなちょっとした事も犬を室内に入れてからお願いいたします。

以前、「どんなに長い間、気を付けて大切に守ってきても、たった一度の不注意で迷子にしてしまったら、それで終わりです。 今までのことは無かったのと同じです。」と言われた言葉が思い起こされた瞬間でした。